第1回市民会議レポート
みやこちゃん
子どものころ「なんでこうなの?」って、納得できなかったこと、ありますか?
博士
たくさんあるよ。「お姉ちゃんだから」「女の子だから」。理由はそれだけなのに、やりたいことを止められた経験、誰にでも1つはあるんじゃないかな。
みやこちゃん
大人になった今も、そういう「なんでやねん」ってあるのかな?
博士
うん。だから第1回の市民会議では、大人も子どもも一緒に、そんな「なんでやねん」を持ち寄って話し合ったんだよ。
会の概要
日時 2026年7月26日(日)10:00〜12:00
参加者 子ども13名・大人5名
テーマ 人はみんな大切な存在
条例の中身を話す前に、まずは安心して話せる関係をつくる。それが第1回のねらいでした。
- アイスブレイク
- すごろくを使った対話
- ミニ講話「基本的人権って?」
- グループでの感想共有
すごろくで、なんでやねん

5〜6人のグループに分かれて、すごろくを囲みました。
止まったマスに応じて、子どもの権利のカードを引く。書かれた出来事について「自分にも似た経験ないかな」と話してみる。そんな対話のツールです。
「熱がなければ大丈夫、と決めつけられる」「兄弟の中で自分だけ怒られやすい」。世代によって感じ方の違う話が、あちこちのグループで飛び交っていました。
「なんでやねん」のマスに止まると、全員で「なんでやねん!」と声を出すのがお約束。笑いが起きる場面も多く、あたたかい空気の対話になりました。
ミニ講話「基本的人権って?」

講師は、山崎新さん(那覇市国場児童館 館長)。参加者への問いかけを交えながら進みました。
今日のポイント
- 基本的人権 「〜だから」を理由に、やりたいことを奪われないこと
- 子どもの権利 その基本的人権を、子どもの成長に合わせた形にしたもの
- 子どもの権利条約における4つの原則 命を守られ成長できること/子どもにとって最も良いこと/意見が聞かれ尊重されること/差別のないこと
講話は、講師自身の経験も交えながら進みました。「進路や趣味を、頭ごなしに否定された経験がある」「早寝早起きを勧めるなら、その理由もきちんと説明すべき」。大人にも思い当たることの多い話に、うなずく参加者の姿が見られました。

「意見を聞いてもらえない経験が重なると、自分が何をしたいのか分からなくなる」。そんな言葉も印象的でした。
グループで出た「なんでやねん」
学校、家庭、部活動。身近な場面での声を、テーマごとに一部ご紹介します。
学校のルール
- 衣替えが一斉に決まっていて、1人だけ違う服装だと浮いてしまう
- 体育の薄着を強制される理由を、先生がうまく説明できない
意見の伝えづらさ
- 生徒会で提案しても「無理でしょう」と最初から否定される
- 提案が通るかは、その時々の大人しだい

島の暮らし・進学
- 中高生が気軽に遊べる場所が少ない
- 離島ゆえに進学や奨学金の情報が届きにくく、費用の面でも不利になりやすい
「知らない人の話が聞けて面白かった」「普段考えられないことを考えられて良かった」。感想共有でも、そんな声が多く聞かれました。
今日、大切にしたいこと
- 安心して話せると感じられること
- 自分の意見を言ってもいいと感じられること
- 子どもの権利は、自分にも関わるテーマだと感じられること

みやこちゃん
みんな、ちゃんと話せてたのかな?
博士
うん。初めて顔を合わせた人も多かったけど、少しずつ言葉が出てきて、対話が生まれていたよ。次回は、宮古島市の今の様子を学ぶ回になる予定なんだ。
みやこちゃん
次も楽しみ!
市民会議は、約8か月・全15回を予定しています。これからも活動の様子を少しずつお届けします。